赴任準備

アメリカ赴任前に必要な準備・手続きリスト24選

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海外赴任が決まったけど、何から準備すればいいの?

必要な手続きは?

そんな疑問にお答えします

こんにちは、くまです。私たちがアメリカに赴任した実際の経験をもとに、準備・手続きでやるべきことをまとめました

渡米後の手続きはこちら

単身赴任か、家族帯同か考える

配偶者の仕事、子どもの進学などによって判断が分かれると思います。私の体感では80~90%くらいの家族は帯同で赴任しています。また、駐在員本人が先に渡米して、駐妻(夫)が2~3ヶ月遅れて渡米するパターンも見かけます

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>>単身赴任か家族帯同か考える判断基準

やることリスト24選

上から順に優先度が高い・早くやるべき手続きです。スケジュール感を掴んで進めましょう!

準備リスト

2~3か月前にやること

1.パスポート取得

パスポートを持っていない家族がいたら、新規で取得しましょう。駐在員本人も、残りの有効期限を確認して、任期+少し余裕があるか確認が必要です

新規(期限切れ)・更新(有効期間が残っている)によって、必要な書類が違う場合があります。詳細は外務省のホームページをご確認ください

2.ビザ申請

会社のサポートを受けながら、最優先で取り組みました。申請書が多くて大変ですが、面接は簡単です。面接の質問内容などは別の記事をご覧ください

3.住宅、車の手続き

賃貸の解約、住宅・車の売却は早めに手続きをしましょう

4.不要な銀行口座・証券口座(NISA)の解約

銀行口座不要なものは解約
証券口座1年以上の海外赴任なら全て解約

アメリカでは、タックスリターン(確定申告)と同じタイミングに、FBAR(海外資産開示義務制度)があります。簡単にいうと、海外にある銀行口座・証券口座などの資産額が1万ドルを超えている場合、報告をしなければならない制度です

そのため、不要な口座は解約してオンラインから残高が確認できる口座にまとめておくと、渡米後に手続きがスムーズになります。タックスリターン・FBARの詳細については、現地の総務・税理士にご確認ください

また、証券口座(NISA)は、SBI証券・SMBC日興証券に確認したところ、どちらも「海外赴任を1年以上する場合は、解約をしていただきたい」と案内があったため、解約しました。口座情報は保管してもらえるようで、「帰国したら、その旨を連絡ください」とのことでした

5.アメリカの銀行口座を開設

U.S.バンク(旧称:ユニオンバンク。2023年5月~U.S.バンクの傘下に)は、日本にいながら口座開設ができるアメリカの銀行です。三菱UFJ銀行が仲介サービスを行っているため、日本語コールセンターなどがあるなど安心して口座開設ができます(一時期は仲介サービスを休止していましたが、2023年7月現在では再開されています)

私たちはU.S.バンクの口座開設をせず、渡米して2週間後くらいに全米1位のチェース銀行(正式名称:JPモルガン・チェース銀行)の口座を開設しました。支店はアメリカ国内(48州)に5,100店舗以上、ATMは17,000台以上あるので、とても便利です。紹介コードを使用すると、200$のボーナスをゲットできますので、ぜひご活用ください

6.アメリカのクレジットカード申込み

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JAL USA カード・ANA USAカードは、アメリカの信用情報(クレジットスコア)をためることができるドル決済のクレジットカードです。クレジットスコアがゼロの日本人でも作成できる強い味方です。日本のクレジットカードを海外で使用すると為替手数料が2%ほどかかりますので、ほとんどの駐在員が作成しています

出国90日前から申込みができます。カードはアメリカで受け取ってアメリカの銀行口座を登録してから使用可能になりますので、渡米後は早めに銀行口座の開設をしましょう

7.子どもの転校、配偶者の休職・退職手続き

必要書類を揃えたり業務の引継ぎに時間がかかりますので、早めにとりかかりましょう。私が配偶者同行休業制度を利用して休職した体験談については別の記事をご覧ください

8.英語の勉強

私はオンライン英会話を20時間ほど受けました。会社の費用負担で上限は40時間くらいだったと記憶しています。赴任の準備が忙しくてあまり勉強できませんでしたが、いざ渡米すれば何とかなるので焦る必要はないと思います

9.医療保険の整理

アメリカは医療費が高額なため、会社の費用負担で手厚い保険に加入できます。私はメインの保険に加えて、補償内容をサポートするもう1つの保険に加入しています。びっくりするような請求額が書かれていても、実際の支払額は日本と同じくらいか、少し高いかな?くらいの金額になります

私が虫歯の根幹治療をしたケースをお話しすると、合計で2,000$の請求額でしたが保険利用で200$くらいの支払額になりました

現在加入している保険の補償内容を確認して、解約・継続を検討することが必要です

1~2ヶ月前にやること

10.健康診断、予防接種の予約

健康診断と予防接種を受けるように会社から言われます。もちろん費用は会社負担です

健康診断は予約が取りずらいため早めに予約を取りましょう。私は2週間先の予約を案内されました

予防接種は何を受けるべきか会社からリストが渡されます。母子手帳で過去の接種履歴を確認しつつ必要なワクチンを調べました。対象のワクチン接種ができる病院を探すことに時間がかかります

11.歯医者で虫歯チェック

アメリカでは歯医者が高額です。私は虫歯の根幹治療をして合計で2,000$の請求額になり、保険のカバーで実際の支払い額は200$くらいになりました

病院は専門用語が多いため、自分の症状を伝えたり、どんな治療をするのか、それなりの英語力が必要です。日本で虫歯の治療と、歯石除去などのクリーニングを済ませましょう

12.引越しの打合せ、荷物の仕分け

引越し用の段ボール

①当日の手荷物で持っていくもの、②航空便(2週間くらいで届く)、③船便(2~3ヶ月で届く)、④実家(トランクルーム)に預ける荷物、⑤処分するもので5パターンに分かれると思います。

アメリカは電圧が高いので、変圧機能付きの家電(パソコン・ゲーム機など)以外は、故障する可能性が高いです。また、荷物量の上限などを考えて仕分けをすると結構な時間がかかりました

13.アメリカの家探し

とにかく広い家に住むことができます!実際、日本に住んでいたときよりも2倍くらい広く、バスルームが2つ、車2台のガレージがあり快適に生活ができています

事前に家賃の上限額は分かると思うので、ネットである程度の目星はつけておきましょう。「Zillow」というサイトが大手の不動産サイトで便利でした

私たちは、アメリカに行って2週間くらいはホテル生活をして、その間に6件ほど下見をしました。日本と比べると、築年数が古い物件が多いことは仕方がないので、備え付けの家電(キッチン周り・洗濯機など)が新しいかチェックするといいかもしれません

14.海外用のコロナワクチンの接種証明

区役所・市役所に申請するともらえます。最新の情報をご確認ください(※2022年時点では必要でした)

直前までにやること

15.必要な物をまとめ買い

アメリカは物価が高く品質はイマイチなものもあります。日本で購入したの方がコスパがいいものが多いので、出国前までにまとめ買いしておきましょう

16.スマホを楽天モバイルへ乗り換え

楽天モバイルは、海外でも月2ギガまでデータ通信が無料です。渡米してすぐに携帯電話を使うことができて助かりました。その後も日本の電話番号を維持するために契約を続け、月2ギガまでデータ通信を使っています

また、アメリカの電話番号をゲットするために、「TELLO」という格安SIMを契約しました。最安で月7ドル~なので、楽天とTELLOを1台のiPhoneに入れて(デュアルSIM)使っています

楽天モバイルはカナダ・メキシコでも使えます。トロント、バンクーバー、カンクンなど観光する際に旅行用のSIMが不要で便利でした

17.水道・電気・ガス・Wi-Fiの解約

水道・電気・ガスは退去日の10日前まで、Wi-Fiなどインターネットは1ヶ月前までに解約の連絡をしましょう

18.国際運転免許証を取得

日本の国際運転免許証

国際運転免許があれば、取得から1年間はアメリカで運転が可能です。生活が落ち着いたら、早めにアメリカの運転免許を取得しましょう

私たちは、即日発行してもらえる運転免許センターに行きました。平日は10分待ち土日は90分待ちくらいでした。詳細は都道府県のHPを確認してください

19.運転免許証(日本)の更新

免許の期限が1年未満であれば、期間前更新がおすすめです。国際運転免許の申請とあわせて手続きを済ませましょう

また、期限が1年以上あるのであれば、一時帰国の際に更新すればOKです(帰国後すぐに運転したい方などは、更新しときましょう)

20.郵便物の転送届を出す

郵便局のe転居から申込みができます。私は実家を転送先にしました。有効期間が1年間なので注意しましょう

21.役所の手続き(戸籍謄本、転出届、マイナンバー返納)

戸籍謄本の取得:配偶者のSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)申請に「婚姻証明書」が必要な場合があります。「婚姻証明書」は3ヶ月以下にに発行された戸籍謄本があれば、管轄の日本大使館・領事館で発行することができます

転出届の提出:国内の転居と同じ用紙に、転出先をアメリカと記入するだけでした。特別に時間がかかるということはありません

マイナンバーカードの返納:転出届を出す際に、一緒に手続きしてもらえます。返納と言っても、「国外転出により返納」と記入されるだけでカードは返却されました

22.ドル(現金)を用意する

現金はほとんど使わないですが、3,000ドルほど両替して持っていきました。チップを払うために、少額の紙幣を多めに用意するといいです

また、空港の両替所は手数料が割高なので、私は新橋の金券ショップで両替しました

23.出国日の移動手段、ホテルの予約

ホテルの室内

1人あたり2つのスーツケースと、機内用の手荷物(リュック)を背負って空港に向かいました

荷物が多いので、出国前日は空港近くのホテルに泊まり、当日はタクシーを予約して移動しました

24.駐在先への手土産を用意する

日本ならではの手土産を用意すると、喜ばれます。抹茶系のお菓子が人気でした

まとめ

ナイアガラの滝

やることが多すぎて、私たちはとても苦労しました。特に引越しの準備が間に合わず、余計なものを実家に送ってしまい、アメリカに来てから「あれ?あの荷物はどこにあるっけ?」ということが起きてしまいました

そうならないためにも、本記事が参考になりましたら幸いです

いじょう!

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