
メダリオン資格のメリットは?
座席アップグレードはあるの?
そんな疑問にお答えします

こんにちは、くまです。米国在住でゴールドメダリオンを取得した経験から解説します
1.ステータスの価値

デルタ航空の会員ステータス(メダリオン)は、4つのランクがあります。シルバーメダリオンにも価値はあるのですが、メリットを十分に感じることができるのはゴールド以上でしょう

メダリオン会員の現金価値は搭乗回数によって異なりますので、おおよその計算になります。ステータスを取得する最大のメリットは座席アップグレードです

ステータス保有者+同乗者1名までがアップグレードの対象です(※アップグレード対象は、米国内及びカナダ、メキシコ、カリブ海地域の便に限ります)

一部の例外として、アジアやヨーロッパ方面の国際線であっても、オーバーブッキングが発生した際などはアップグレードの可能性があります(日米路線でデルタワンにUGした例があります)
① 座席アップグレード

実際に、私がゴールドメダリオンを取得してからのアップグレード成績は下記のとおり。4回中3回でアップグレードされました。一緒にチケットを購入した場合、同伴者1名もアップグレード資格があります
行き先 | アップグレード | 現金価値 |
USA→Mexico | ファースト | 700$×2名 |
Mexico→USA | コンフォート+ | 100$×2名 |
USA国内 | なし | – |
USA国内 | コンフォート+ | 100$ |
また、飛行機の混雑具合にもよりますが、一般的なアップグレードの確率は下記のとおりです
コンフォート+ | ファースト | |
シルバー | 20% | 10% |
ゴールド | 50% | 25% |
プラチナ | 100% | 40% |
ダイアモンド | 100% | 60% |
飛行機の機材にもよりますが、コンフォート+は前の座席との間隔が3インチ(約8cm)広くなりまして、横幅はあまり変わりません

一方でファーストクラスは前の座席との間隔が8インチ(約20cm)広くなり、横幅は1.5倍くらい広くなります(男性でも足を組めるくらいの広さ)

さらに、リクライニングが深くなって、タッチスクリーンが大きくなり、通常よりも豪華な機内食、ドリンクサービスの回数も多くなります

また、ファーストクラスは搭乗時からお水が置いてあり、さらに離陸前にドリンクサービスがあります(ゆっくり飲むほど時間がありませんが)
② 優先搭乗

手荷物検査の優先レーン利用や優先搭乗、手荷物の優先受取り(到着時)など、様々な場所で優先的なサービスが提供されます。特に混雑している空港ではストレスが減ります
③ 預け荷物1つ無料
デルタ航空の預け荷物は通常30$かかります(行き先や重量によって値段は変動します)
最大で同伴者8名分(1個/人)の荷物が無料になりますので、家族旅行や長期出張の際に活躍するでしょう
④ チョイス特典
プラチナメダリオンは下記の特典から1つ選択可能
・地域アップグレード券4枚
・20,000マイル
・200$クーポン
・知人にシルバーメダリオン付与
ダイアモンドメダリオンは下記の特典から3つ選択可能
・デルタラウンジの無制限アクセス(3つの選択権を消化する、ゲスト2名も同伴可能)
・グローバルアップグレード券4枚 or 地域アップグレード券8枚
・25,000マイル
・250$クーポン
・知人にゴールドメダリオン付与
2.MQDの貯め方

ゴールドメダリオンは10,000MQD(Medallion Qualification Dollar)、プラチナメダリオンは15,000MQDを貯める必要があります

現在、私はゴールドメダリオンですが、2025年中にプラチナメダリオンを目指しています。ゴールドメダリオンは米国内デルタ便を年20回(年20往復)くらい搭乗すればなることができるイメージです。さらに、プラチナメダリオンになるためには、デルタ航空のクレジットカードを作成すると良いでしょう

年会費は高いですが、プラチナカード(年会費350$)又はリザーブカード(年会費650$)を作成すると毎年2,500MQDを得ることができ、さらにクレカの利用金額ごとにMQDを得ることが可能。毎月2,000$をリザーブカードで決済すれば、毎月200MQDを得られます
プラチナカード | リザーブカード | |
MQDブースト | 2,500 | 2,500 |
クレカ利用 | 1MQD/20$ | 1MQD/10$ |
かなりの頻度でデルタ航空を利用する方でない限り、プラチナメダリオン以上を目指すには上級のクレカ作成が必須となります

また、リザーブカード(年会費650$)を保有していると、デルタ航空のラウンジ(スカイクラブ)又はアメックスのセンチュリオンラウンジを年15回まで利用可能。同伴者の利用は50$/1名がかかりますが、年4枚もらえるゲストパスを利用すると同伴者も無料で入場できます

最寄りの空港に対象ラウンジがある方は、リザーブカードがあると便利でしょう

ラウンジ内ではスタバのコーヒーや軽食、アルコール類が無料でいただけます

特に、羽田空港のデルタスカイクラブ(2022年に新規オープン)はサービスが親切でご飯も美味しかったです
3.まとめ

デルタ航空のステータスがあれば、快適な旅を楽しむことができます。ぜひステータス取得を目指しましょう!
この記事がアメリカ赴任・留学・移住する方々のお役に立ちますと幸いです
いじょう!
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