赴任準備

【海外駐在】単身赴任か家族帯同か悩んだら考えるべき判断基準

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海外駐在の辞令が出たけど、家族はどうしよう?

単身赴任?それとも家族帯同?

そんな悩みにお答えします

こんにちは、くまです。まずはご栄転おめでとうございます!私たちがアメリカ駐在している経験から解説します

単身赴任のメリット3つ

セントローレンスマーケット

① 単身赴任の手当てがつく

海外駐在員の給料は、おおよそ額面で1.2~1.5倍手取りで1.5~2.0倍になることが多いです。さらに単身赴任手当が上乗せされるケースでは、手取り額は2倍近くになります

また、配偶者も仕事を続けると世帯年収がグッとあがります。日本株や債券を持っている方は、配偶者の口座で投資を続けられることもメリットです

② 家族の環境がそのまま

残された配偶者は仕事を続けることができ、交友関係も続けられます。また、子どもは転校をせずに住み慣れた場所に住み続けることができます。特に進学・受験のタイミングを考えて単身赴任を選ばれる方が多いです。私の周囲では8~9割が家族帯同で赴任しています

③ 仕事に集中できる(自由がきく)

仕事から帰る時間を考える必要がありません。自分のペースで仕事を進めることができ、仕事に集中できます。また、同僚との食事や、休日の会食・ゴルフなども行きやすくなります。そのように仕事関係のコミュニケーションが増えた結果、昇進に繋がるかもしれません

単身赴任のデメリット4つ

① 孤独を感じて寂しい

海外で1人っきりになると、寂しさを感じるかもしれません。また、アメリカ・日本では時差が大きいので、家族でビデオチャットする時間が限られてしまいます(日本↔ニューヨーク:-14時間、サマータイム期間中はー13時間)

その結果、心のすれ違いによって離婚してしまう夫婦がいるのも事実です

② 単身では家事・引越しがつらい

赴任してすぐに、行政関係・水道・電気・ガスなど様々な手続きを行い、引越しの荷解き・家具家電を現地で揃えなければなりません。海外での慣れない仕事をしながら、それらを1人でやるのは大変でしょう

ちなみに、私たちは引越しの荷ほどきが一番つらかったです。その時の様子は、こんな感じです↓

moving boxes

合計でおおよそ40箱の段ボールを開封しました。海外へ引越しをする際は、すごく丁寧に包んでいただいた一方で、開封作業はとても大変です。特に食器など割れ・キズが付きそうなものは、グレーの包装紙でグルグルに包まれていました

③ 子育てがワンオペになる

一方で残された配偶者は、ワンオペで家事・育児をやる必要があります。(実家が近いと助かるのですが)子どもが急に熱を出した際などは一人で対応することになり、時差があるので相談や報告もしにくく、一人で抱え込むことになります。また、配偶者自身が体調不良になった際、サポートしてくれる人がいないことは、精神的にも心細いです

④ 1人ではレストランに入りにくい

chicago-pizza
シカゴピザ

アメリカのレストランは、1品1品がとても大きく、食べ残しは持ち帰りすることが一般的です。1人では途中で食べ飽きるので、複数人でシェアして食べたくなります

また、テーブルも大きく、家族・友人たちと来店してることが多いので、1人では入りづらく感じます。そのため、1人ならカウンターのある店、ファストフードなどに限られるでしょう

家族帯同のメリット3つ

ナイアガラの滝
ナイアガラの滝

① 家族が成長の機会を得る

日本とは違った文化・価値観・言語を学ぶことができます。グローバル化が進んでいる中で、貴重なスキルを身に付けることがでるでしょう

② 旅行に家族でたくさん行ける

ホワイトハウス
ホワイトハウス

海外に住んでいるからこそ、ローカルなお出かけスポットに行くことができます。連休には遠出の旅行で、アメリカならニューヨーク・ロサンゼルス・フロリダや、近くの国のカナダ・メキシコも行くことができます。きっと大切な思い出になるでしょう

③ 家事・育児などの負担をシェアできる

家族帯同の場合、配偶者はビザや言語の関係で働かない場合が多いと思います。そのため、家族が一緒にいる時間が増え、生活にゆとりができます

家族帯同のデメリット3つ

① 海外生活に馴染めないかもしれない

駐在先では、文化・気候・食事・水質など、日本とは違うことばかりです。生活に馴染むことができずに、体調を悪くするリスクがあります。特に子どもは学校に馴染めるか、現地の言葉を話すことができるかなど、心配なことがたくさんあります

② 国や地域によっては危険

gun-shop

日本は治安がよく、医療体制も整っていると改めて感じました。特にアメリカは銃社会なので、ホームセンターで銃が売っています

アメリカで実際に起きた事件では、①駐車場で子どもが乗る車を間違え、暴行された。②アウトレットモールで銃乱射など日本では信じがたいことが多いです

③ 配偶者は退職・休職しなければならない

配偶者のキャリアが途絶えてしまう可能性が高いです。(一部企業・公務員には、配偶者同行休業制度・ジョブリターン制度などがありますので、退職を検討する前に確認するといいでしょう)

しかし、帯同中に現地の言語を学んだり、ビザ次第では日系企業の現地スタッフとして働くなど、キャリアアップすることができる可能性があります

まとめ

私の経験を踏まえて、メリット・デメリットをお伝えしました。それぞれご家庭の状況によって、単身赴任か家族帯同かを考える軸があると思います

他にも海外赴任に関する記事を執筆しています。ぜひご覧ください

後悔のない駐在生活を送るため、この記事が皆さんのお役に立つと幸いです

いじょう!

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